2018.06.01

しくみ

「ワーク」or「ライフ」選ぶのはどっち?どっちかなんて選ばない。「ワーク」and「ライフ」を選んだ働き方

岡戸 亜樹
「ワーク」or「ライフ」選ぶのはどっち?どっちかなんて選ばない。「ワーク」and「ライフ」を選んだ働き方

こんにちは、岡戸です。

最近は「ワーク・ライフ・バランス」という言葉をよく耳にします。一人ひとりがやりがいや充実感を持って働くことができるだけでなく、家庭や生活面も大事にして生きていけるライフスタイルや仕組みのことを指し、これを実現するため、多くの企業が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。

当社では、2年前に「地域限定職コース」という採用制度を設けました。「地域限定職」は、それほど聞きなれない言葉ではないので、なんとなくでも意味を理解されている方も多いのではないでしょうか。 もともとは、2007年にユニクロから生まれた職種で、出店戦略を展開していくなかで人材不足が課題となった状況で考え出されました。

2年前まで、全国転勤を前提とした職種がほとんどでした。しかし、この「地域限定職」での社員は18名に増えてきており、今後も益々この職種での採用を強化していく予定です。
さまざまな働き方があるなかで、当社がなぜ、この「地域限定職」に注目し、当社の制度として取り入れ、強化しているのか。その背景やねらいを当社人事担当の竹原に解説してもらいましたのでご紹介します!

■株式会社マーケットエンタープライズ 人事・労務ユニット長 竹原 匠

約10年間、大手エンターテインメント系の企業グループで人事や事業のマネジメントを担当。その後、ソーシャルアプリ系のスタートアップに創業メンバーとして参画し、人事組織の基盤を作ってきました。2016年中途入社。人事歴=社会人歴という、当社では珍しいメンバーです。

「ワーク」and「ライフ」の働き方とは

―率直に地域限定職ってどんな働き方ですか?

転勤のない働き方です。当社では、働く地域を限定しているので、「地域限定職」と呼んでいます。 働く内容であったり、求める人物像は当社で呼んでいるところの全国転勤を前提とした「総合職」と変わりはありません。

―地域限定職正社員が作られた背景は何ですか?

背景として挙げられる要素は2点あります。
1点目は、当社にとって必要なパーソナリティやスキルを持ったメンバーが必ずしも全国転勤に魅力を感じているわけではないということです。

新たなビジネスにチャレンジしたい、
自己成長を実現したい、

そんな思いを持ちながらも、全国転勤ができないという理由だけで、同じマインドをもった仲間を失うのは企業としてはかなりもったいないですよね。

働く側の考え、多様性に合わせて、我々も新たな制度を作って優秀な人材を失うことがないようにしよう!と考えられたのがこの地域限定職が生まれた一つのきっかけです。

2点目は、いま働いているメンバーに急遽、やむを得ない事情、リスクが起こってこのまま働けなくなるという不安を取り除くためのものでした。

日々会社が成長するなかで、経営陣が常に気にかけているのが、ダウンサイドリスクを会社がどのようにサポートできるかです。ダウンサイドリスクとは、人が皆、生活していくうえで起こりうるであろう、リスクのことを指します。

例えば、
ケガをして今までの働き方ができなくなってしまう
親が急に介護が必要となってしまう

など、誰しもが直面し得るリスクのことです。以前より経営陣にとってこのリスクは大きな課題としており、このリスクを企業が支える施策をいろんな観点から現在も模索している最中です。同時に、人事担当としては、その課題解決の一環として、目に見える形での制度化を検討・実施するのも使命です。

そんな二つの背景から生まれた制度のひとつが「地域限定職」です。

これまでは、起こりうるリスクに直面した際は、「転職する」しか選択肢がありませんでした。しかし、こういったリスクを最大限に減らすことはできないか、どんなリスクが起ころうと誰もが長く安心して働ける制度を作ることで、今働いているメンバーはもちろん、これからジョインするメンバーも安心して働く未来を想像して入社することができるわけです。

企業が大きくなる段階では、会社が社会に貢献しなければならない責任も大いにあります。会社として用意するべき制度は、こういったダウンサイドリスクをいかに支えられるかが重要です。

―転勤がない以外で総合職と異なる部分はありますか?

給料体系とそれに基づいた労働時間の考え方などが異なります。ワークライフバランスに配慮した職種ですので、働く時間も極力削減し、家庭の事情であったり、私生活を中心に働ける労働環境作りを意識した内容になっています。 総合職と若干異なる部分もありますが、福利厚生も変わらず活用できます。

―この制度ができてから総合職から地域限定職へと転向した社員はいますか?

起こりうるリスクを考慮して作られた制度ではあるものの、幸いにもまだそのリスクに直面して地域限定職という働き方に変更したメンバーはいません。
嬉しいことに、地域限定職という働き方にはじめから魅力を感じて、入社するメンバーは増えています。

―今後もこのような制度は作られていくんですか?

はい。
会社が拡大する限りは、常に新たな制度が生まれていくでしょう。

ダウンサイドとアップサイドの制度バランスを整え、誰もが働きやすい環境を作ることがわれわれ人事のミッションであります。 新しく取り入れた制度も機能しなければ変更を加えていくつもりです。

現在は、ジョブローテーションやフリーエージェント制度の導入を検討している段階です。社員が希望する職種や部署について自分の意志を伝える仕組みがあれば、会社としてもそこで働く個人のキャリア形成を今以上に後押しすることが可能になると考えています。
その結果、本人の選択肢も広がり、且つ社内における効果的な人材配置・登用にも繋がり、会社としても喜ばしいことです。誰もが主体的に、自分の能力を存分に発揮できるような環境を常に提供していきたいと思っています。

まとめ

「誰もが働きやすい」と思えるのは、人が良ければ、環境が良ければ、 いいわけではなく、会社として制度を設けることも重要ですね。

人事担当として私も、働くメンバーが増えていく過程だからこそ、既存社員はもちろん、これからジョインするであろう仲間の多様性に合わせ、制度を提案していきたいと思います。

誰もが長く、安心を持って働ける企業にするべく、取り組んでいきます!

当社では総合職をはじめとして、さまざまな働き方が存在していますが、今回は「地域限定職」についての紹介でした!

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